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神父様のチョコレート(ベルギー) [お菓子]

先週から、変な咳が続くなぁと思ってたら、肺炎にかかってました・・・。
レントゲンで見たら肺が真っ白! ひゃあー。
入院はしなくてもまぁいいでしょう、とのことで、自宅療養中です。
薬で少し落ち着いてはいますが、結構苦しいです。ゴホゴホ。

肺炎は、実は日本人の死亡原因第4位! ぎゃあー。
罹患するのは、体力のないお年寄りが多く、まったく別の症状で入院しても、
院内感染して死亡原因が「肺炎」となることが、ままあるそうです。
免疫力が落ちてると、若くてもかかるとか。うーん。

肺炎ネタで何か書けないかなぁと考えていて、
ふと「organ」という言葉が頭をよぎり・・・。

1 器官, 臓器
2 パイプオルガン,オルガン

と強引にこじつけ、卒業旅行(フランス→ベルギー→スイス)の続き。その4。

ベルギーにはブルージュという街があり、丸ごと世界遺産に登録されています。
「水の都」と呼ばれるブルージュは、ヨーロッパでも有数の古都。車の進入も
たしか規制されていて、のんびりと昔の町並みを散策できます。

この街の教会に入ったときのこと。
今はもう名前も思い出せませんが、大きなパイプオルガンがある教会で、
ステンドグラスや厳かな雰囲気が好きな私は、友人たち5人と、少し長居をしました。

すると、黒いローブを身にまとった神父様が近づいてきて「君たちは日本人かな?」と
尋ねたので、うなづくと「僕は日本人が大好きなんだよ、こっちへおいで」と、
厳かな雰囲気が漂う神父様の控え室など、教会の裏側を案内してくれました。
突然のラッキーな出来事にビックリ!!

しばらく話すうちに「よかったら、うちにおいで。昔、日本人の子がうちにいてね、
そのときの写真を見せてあげる」と誘われ・・・ほいほいとついてゆく、子羊たち。
普段なら「嬉しい出会いだわ♪」と小踊りする私ですが、このときに限っては、
何か勘のようなものを感じ、「この神父、怪しい・・・」と一人警戒。
それでも、友人にそれをうまく伝えられず、自宅へ。

確かに、壁には何十枚も写真や手紙が貼ってあり、どれも日本人からのもの。
本当に日本人が好きなんだなーと思う一方、勝手な警戒心はますます高まり・・・。

チョコレート.jpg

神父様が「よかったらチョコレートをどうぞ」とプラリネだのなんだの、
ベルギーらしいチョコを出してくれた時、素直に手を出す友人を横目に、
「この人が悪徳神父か偽神父で、もしこれに睡眠薬が入ってて、全員で意識を失って、
その間にとんでもないことをされたらどうしよう!!!」と妄想がぐるぐる・・・。

どうしてかというと、ベルギーで宿泊先としてお世話になっていたご夫婦宅に、
「パリ人肉事件」で有名な佐川一政の本があり、前夜にそれを一気読みしたから。
「知らない人についていくと、大変なことになるかも!」という意識が刷り込まれ、
普段のノー天気な行動を慎まねば、とブレーキがかかった次第。 ああ、単純。

神父様が「遠慮しないで」と薦めてくれるのも、友人が微妙な笑顔を
浮かべるのもかまわず、私一人が、頑固に拒み続けたのでした。

数十分後。
誰一人倒れることなく、なごやかな雰囲気のまま、お開きに。

あああああああああ。
本当にただのよい神父様だったのに!!
人の親切を素直に受け取れなかった、天邪鬼な自分を嫌悪。
大好きな大好きなチョコレートを逃したことも悔しく。
友人には、食べなかった理由を話して大笑いされ。
トホホ・・・でした。

「ベルギーのチョコレート」と聞くと、今でもあの神父様の、
ちょっと困惑した顔が思い出されて、申し訳なく思います。

人に感謝することって大切ですよね。
どんなひととも、どんな状況でも、毎日が一期一会。
体が弱っている今だからこそ、改めてそう実感します。

ちなみに、肺はthe lungs 肺炎はpneumonia で、
organではないです、念のため。

それから、ベルギーはチョコレートショップの数が多いことで有名で、
もちろんベルギー人はチョコレート大好き♪なのですが、現地在住の知人によると、
一番人気(8年前のね)は「Godiva」ではなく「Leonidas」だそうです。
値段がGodivaよりもリーズナブルで、美味しいっていうのが人気の秘密。

レオニダス.jpg

岡山にも、2年ほど前に「Leonidas」の正規店がOPEN。
駅前店はカフェに併設されていて、野田店もランチが食べられるイートインスペースあり。
私が一番好きなのはオレンジピールをチョコでコーティングした「オランジット」です。
ホワイトデーのお返し用に、おひとついかがですか?

☆レオニダス(岡山)
http://www.leonidas-alex.jp/shop/okayama.html

☆ベルギー観光局(1つの国なのに、観光局は2つ!! ブルージュは①を参照)
①フランダース政府観光局
http://www.visitflanders.jp/
②ワロン政府観光局
http://www.belgium-travel.jp/
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