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ひな鳥の姿焼き&豚の丸焼き&狗肉(中国) [お祝い・お祭り]

ちょうど10年前の3月、中国で結婚式に参加しました。

高校時代に日本語教室のボランティアで仲良くなった中国人の友達が帰国したのを機に、
広東省の中山という町へ遊びに行ったところ、「明日、いとこが日本人と結婚するんだ」とのこと。

しかも、日本人のダンナ様は不参加という、謎の結婚式・・・。
仕事が忙しくて来れなかったのだとか。奥様が日本に渡る前に、
親戚一堂集まって、お祝いをしたかったんだと思います。

結婚式前夜は、男女それぞれに分かれて、食事をします。
男女は「話題が違う」し「口をきいてはいけない」というルールがあるのだとか。

その後は、一晩中マージャンと中国将棋、賭け事。ジャラジャラ。
途中で抜け出して、寝てしまいました・・・ルールもよくわからなかったし。
オヤスミナサイ。

そうそう、中国では、お祝い事には赤が欠かせません。
そのため花嫁の衣装も、全身が赤!!

結婚式は、レストランで披露宴形式で行われたのですが、参加する人数も100人近くて賑やか。
同じテーブルになった80近いおじいちゃんは「わしは今日の花嫁が誰だか知らん」と、
大ボケなコメントをしてました・・・本当に知らないっぽくて、笑えたし。

出てきたメニューで衝撃だったのが、①ひな鳥の姿焼き!!
手のひらサイズの小さな小鳥が、こんがりいい色に焼けてて・・・鈎爪までばっちり、そのまま。
せいぜいローストチキンしかお目にかかったことがない私には、ちょっと刺激が強すぎました。
えい!と食べたら美味しかったのですが、小骨が多くてちょっと食べづらかったです。

衝撃のメニュー②豚の丸焼き!!
レストランに入る前に見てしまったのですが、お店の外の溝(用水路っぽい)に炭を入れ、
そこで火を起こし、その上で、人間と同じくらいの大きさがありそうな大きな豚を、
タレをつけながら、くーるくると丸焼きに・・・。私が見た中ではダイナミックさNo1のBBQ。

中国では、堵殺場にも遭遇。
普通の住宅街のなかに堵殺場があり、ピギーーーー!と甲高い豚の断末魔が響き渡って・・・。
今でも耳を離れないあの声(><)。

その後、オジサンが、ぺったんこに捌いた豚を十数頭も積み重ねて、
ふらふらと自転車を漕いでいた光景は、今も忘れがたいです。

それから、衝撃メニュー③狗肉。つまり、イヌの肉です。
「中国人は、椅子以外で4つ足のあるものはすべて食べる」という冗談がありますが、
イヌ・ネコはまだまだメジャーなメニューのようです。

この狗肉は、披露宴で出されたメニューではなかったのですが、
壁にメニューが貼ってあるのを見つけて、好奇心が抑えられず、注文。

周りの中国人も賛否両論で「まずいよ!」「うまいよ!」の言葉が半々くらい。
ドキドキ。

出てきたのは、香辛料がたっぷり入った、固い煮豚のような塊で、
正直、味は激マズ。まずいから香辛料でごまかしてるんだろうなーという味で、
一口食べて、残してしまいました。ごめんなさい。

狗肉はさておき、お祝いの料理って、お国柄が本当によく出るものだなぁと感心しました。
田舎育ちとはいっても、お肉に関しては、スーパーで売ってる加工されたものしか
見たことがなかったので、素材の味や形をそのままに・・・って姿勢に、刺激を受けました。

「海の中は切り身が泳いでるんでしょ?」と真顔でいう小学生がいる、
という笑い話、自分のことのようで笑えないなぁと自省した一日でした。
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