アオブダイのお刺身(日本) [お祝い・お祭り]
桜の季節になりましたね。
結婚生活も7年目に入りました。パチパチ。
今は子供が小さいので外食する機会は少なくなりましたが、
それまでは彼とあちこち旅行して、いろんなものを食べ歩きました。
結婚式は、旧満州鉄道オーナーの住んでいた日本家屋を改装した隠れ家レストランで、
それまでに二人で食べた美味しいものを出すことをコンセプトに、メニュー決めを。
ビールも、通常は「スーパードライ」のところ、彼が大好きな「サントリー プレミアムモルツ」と、
ビールの苦手な私が唯一愛するベルギーの「ヒューガルデン ホワイト」を用意してもらいました。
デザートも「シュトーレン」や「クレームダンジュ」などなど、すべて自分たちの好きなもので固め、
ガーデンパーティにするからと、お隣の高級BBQレストランからバーベキュー用の特大鉄板と
シェフをお借りし「鉄板焼き」も・・・ワガママ尽くしでスタッフは大変だったと思います^^;
なかでも、「日本のお祝い事といえば鯛でしょ」「でも、調達は無理かも」と思いつつオーダーした
「アオブダイのお刺身」は、「手に入りました!」といわれたときの感慨はひとしおでした。
沖縄で出会った、不細工な顔の魚。
おでこにコブがある巨大なコバルトブルーの魚を市場でおそるおそる食べてみて、
名前のとおり鯛にも似た、そのコリコリした食感に二人で「おいしい!」を連発。
初めての沖縄旅行で「浅黒の男性ってカッコイイな~」と私が軽い気持ちで言ったばかりに、
さっそく日焼けを試み、上半身が水ぶくれだらけになって夜中に病院に駆け込んだ、
ちょっと冴えない旅の、美味しい思い出。
といっても、結婚式は立食形式で、メニューリストは用意してなかったので、
招待者には「?」だったと思います。
ほかにも司会は新郎だわ、全員参加イベントがあるわ、自分たちの好きなようにやったので、
「おもてなし」という意味では30点くらいの結婚式だったかな・・・。
お祝いに来てくださった方々、ごめんなさい。ワガママに付き合ってくださってありがとう!
そしてあれだけ拘ったにも関わらず、お客様の間をずーっと動き回ってた私たちは、
一口も料理を食べられなかったし・・・(><)
桜の季節になると、結婚式にまつわるいろんなことを、苦笑しつつ思い出します。
ちなみに、アオブダイは珊瑚礁に住む魚。
グレートバリアリーフでダイビングクルーズしたとき、日本と違ってインストラクターはつかず、
夜の海に「二人で行っておいで~」と放り出され、コンパスを頼りに恐る恐るも潜ったとき、
珊瑚礁に身を潜めて口から粘液を出して身を守りながら寝るアオブダイを見て、
臆病でカワイイやつだなーと思わず笑っちゃいました。
※イマイチ綺麗に撮れてませんが・・・夜の海でサンゴに隠れて眠るアオブダイ
沖縄の市場で、目にも鮮やかな青い巨大魚を見つけたら、
怖がらずに、一度食べてみてくださいねー。
☆海のはくぶつかん 「アオブダイ」
http://www.umi.muse-tokai.jp/encyclopedia/fish/aobdi.html
タグ:アオブダイ お刺身
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